月曜日のカット勉強会。

勉強会

久々に予定のない休みだったので部屋の掃除をしてみると、読んでいない本が段ボール3箱分になっていたので予定が無いなんて嘘だったことに気づいたラパンアジールの山田です。

#一生懸命読みます

月曜日はカットの勉強会でした。

僕は指導側なので、スタッフの成長につながるようビシバシスタイルです(笑)

▼何を大事にしているカットなのか?

美容師がカットを覚え始める時、まっすぐ切ることから覚え始めます。
真っ直ぐ切ることはすごく難しいことは間違いないのですが、そこから先のデザインになかなか移行していくことができない環境が実は美容業界にはあります。

僕もそうでしたが、マニュアルでボブの切り方やレイヤースタイルの切り方など教わることはありますが、結局のところ切り方を覚えることでストップしてしまうことがほとんどです。

だから時短カットとかのスピードばかりの情報しか出回らない。

例えば、魚をさばく技術は一生懸命勉強しているけど、その後の調理について深く勉強できていない。という風に表現すると分かりやすいかな?

料理だと、味付けって「美味しい」「美味しくない」の基準が味覚や嗅覚を通じて評価されやすいけど、ヘアデザインってそこが難しいんです。

「かっこいい」「カッコよくない」、「可愛い」「可愛くない」という判断は、そういうことを常日頃意識して過ごしている美容師にしか分からない。

逆に言うと、その判断基準を養っていない美容師は判断ができない。(=自分は素敵なヘアデザインを作っていると思いこんでいる)

だからカットする時に何を大事にしているか?って非常に大切なことでやんす。

#厳しいこと言った後の「やんす」

▼カットの理解が深いと質問が変わる。

山田「モデルさん毛先スカスカだけど、硬毛だから量感取る時は大きくいかない方が良いっす。」

中村「細かく、、、」

山田「メッシュ取るごとに髪の毛1本だけ切るくらいでも良いっす。」

モデルさん「い、、1本」

中村「、、、ぽん。」

山田「それを100回繰り返せば、100本は切れるっす。」

こんな感じでカット練習はしているのですが、

中村「さっきカット見せてくれた時、ハサミの入りがこんな感じだったんだけどアレとコレどう違いがあるの?」

山田「おぉ、、、良い質問ですね。」

中村「(池上彰かよ。)」

山田「とにかくボリュームをダウンさせていきたいから、カットの切り口をこっちからこっちに、、、」

と、まぁ文章ではまったく伝わらないことを説明したのですが、カットの理解が深まると質問がピンポイントでマニアックな部分に及びます。

こういう質問が勉強会ではすごく大事になってきます。

▼誰のための勉強なのか?

カットに限らず、読書でも座学でも勉強というカテゴリーに存在する全てのことは一体全体、誰のためにやっていることなのか?

そのことをしっかり考え、答えを持っている人は本当に強いです。

僕も色々な業種の社会人と知り合ってお話を聞く機会が多いけど、みんな本当に勉強している。

追い込みすぎもよくないんだけど、少しでも「勉強しなきゃな〜」って気持ちがあれば、今すぐ興味のある分野の勉強を始めてみてはいかがでしょうか?

応援しています☆

#誰に言うとんねん