現代の美容師の価値観とエフィラージュカットの思想。

考察・思考

久々のご来店のメンバーさんのお子さん、ママに「うさぎの美容室に行きたい!」と言ってくれたそうで今世紀最大のエネルギーを出してカットに臨んだラパンアジールの山田です。

#めっちゃ嬉しい♪( ´θ`)ノ
#一生美容師やっていたい

 

さて今日は、エフィラージュカットの思想と現代の美容師の価値観について考えてみました。笑

#論文のようなテーマだ

 

▼それぞれの概念。

 

それぞれのカット技法というのはスキルだけではなく、技術以外にも哲学や信念などの要素が粘土のように混ざってできているものだと考えている。

ブラントカット(イギリス発祥)はマニュアル化による覚えやすさ、生産性向上、ジオメトリックデザイン、アールデコ、アバンギャルド、論理的思考、、、

エフィラージュカット(フランス発祥)は洞察力による展開性、オートクチュール、揺らぎ、アールヌーボー、モード、論理と感性、、、
→派生系はNYドライカット

 

間違っていたらすいませんですが、こういう概念がそれぞれにある。

 

▼現代の美容師。

 

自分が美容師を志した20年前から時代の価値観は大きく変化した。

その中でも一番大きな変化は、SNSの普及で個人で社会に発信できるようになったこと。(これはどの業種にも言える社会の変化)

それにより数字アピールが激化した、例えばフォロワー数や指名数、年収など自分の生活水準が高いという承認欲求を満たす活動が増えたように見受けられる。

そういう情報がSNSに流れてくるとどうしても「自分もそうなりたい。」と思ってしまうのが人間の性でしょう。

どうすれば収入を上げられるか?という課題に向けて、生産性向上という名の量産型カットや単価アップの提案テクニックなどビジネス思考が急激に高まった。(これもどの業種も同じ変化のように思う)

なので、時流というものには抗うことは難しくビジネス思考に偏った美容師が現代の美容師の価値観のように思う。

経済の影響で生じてしまったことなので、仕方がないのかな?

 

▼時流を読む。

 

そうなると、エフィラージュカットよりかはパターン化されたブラントカットの方が時代の価値観にはマッチしてしまったか、、、どうだ?

ただし、フリーランス美容師が大して稼げないという事実も浮き彫りになってきている。

だってこれだけ美容室が増えてるんだから、集客には相当な苦戦が強いられるからね。

自分が正しいと思って選んだ道が実は間違っていた、、、そんな時は美容師という仕事の原点に戻った方がいい。

美容師の仕事は技術力でお客様の髪の悩みを解決する仕事、その想いだけは忘れちゃいけないね☆

そういう結論に落とすと、エフィラージュカットの哲学に歩があるように思う。

まぁどっちが上とか下とかの話じゃないけど、時流と美容師としての哲学は照らし合わせて突き進みましょ♬