カットをしていて感じたこと。

求人

自分の誕生日をすっかり忘れていて、友人からのおめでとうメールで気づいて無事に42歳のスタートを切ったラパンアジールの山田です。

#42歳って大人だよね
#いやおじさんだねwww

 

今週は水曜日にお休みを頂いたので3連休でした。

で、休み明けにメンバーさんの髪をカットさせてもらうわけですが、やっぱりカットって楽しいですね(笑)

そんな時にふと思ったことがあるので、美容師のみなさん最近どうよ?って感じで書いてみようと思います☆

▼カットが変わる。

前回、自分がカットしたのに毎回違う髪の状態でご来店されるメンバーさん。

当たり前です、季節が変われば髪の伸びる早さも変わるし紫外線や空気の乾燥具合も変わるので、髪のコンディションも変わる。

抜け毛の時期もあるかもしれないし、自宅のシャンプーを変えたかもしれない。

そんな些細な変化を感じながら毎度カットするわけだから、応用力は大事になる。

そう言えば自分がまだ20代の頃、よく先輩やオーナーに「時間をかけるな、パターンでカットしろ。」と、とにかく時間短縮のことばかり指導されていたな、と思い出しました。

その時はそれが正しいことだと思っていたし、早くカットできる自分に対しても「カットが理解できてる。」「自分は上手い美容師になれたんだ。」と自信、いや過信とも取れる感情を持っていたのも記憶している。

でも、美容師ってそうじゃないんだよ。

今、思うことはカットはパターン化できん、、、ということ。

いや、もっと具体的に掘ってみるとパターン化はできる。

#どっちだよ

 

▼素人さんとプロの違い。

長さ切って、顔まわりレイヤー入れて、前髪整えて、、、

45度キープして回り込んでカットして、、、

とカットすれば一応は髪型になる。

けど、それは素人でもできること。

今やYouTubeで美容師の動画を見て髪を切る方もいるくらいだからね。

 

素人でも頑張ればできることはプロの仕事とは言えないのです。

プロというのは素人さんが頑張っても真似できない領域のことを、簡単にやってしまう人のことを指します。

じゃあ美容師はパターン化されたカットではなく、何で勝負すれば良いのか?というと、デザイン力に尽きる。

しかも無尽蔵に生み出されるデザイン力が求められる。

髪はやはり自然発生するものなので、毎回毎回コンディションが変わる。

もちろんお客様ご本人の気分にも影響される。(髪を伸ばしたい気分、バッサリ切りたい気分など)

その瞬間にいかに対応できるか?

この対応力の振り幅もパターン化してしまえば楽なことでもあるけど、やはりそこも素人か?プロか?の境界線が存在する。

 

▼美容師の葛藤。

現在パターン化した仕事をしている美容師はこれを読んでハラ立つ気持ちもあると思うけど、同時に「確かにそうだよな、、、」という感情も抱いていると思う。

効率よくカットしないと店が回らないんだからしょうがないだろ!という気持ちも十分分かる。

けど、自分が望んでいた美容師像って本当にそうだったっけ?

その日の売上ばかり考えて仕事することを目指していたんだっけ?

葛藤があるよなぁ。

自分はエフィラージュカットを学んでカットがパターン化する呪縛から解放された。

イコール、ヘアデザインの考察力が身についた。

だから常連様で毎回同じヘアスタイルでも、季節感を漂わせる違う雰囲気を仕立てることができる。

そんな風に美容師という日常を過ごしていたら仕事への意識も確実に変わる。

「パターンでカットして早く店を回せ!」という利益追従型のサロンと、ラパンアジールはやはり目指すゴールが違うんだよなぁ。

あなたの美容室は楽しい環境でしょうか?

あなたの美容室は成長を望む環境でしょうか?

と思うわけですが、みなさん最近どうよ?

美容師楽しんでるかい?(^ ^)

 

何かのヒントになれば幸いでございます♬