花粉アレルギーはないのに、おそらくハウスダストアレルギーが反応してティッシュ消費が爆上がりしているラパンアジールの山田です。
#今日もきついね
さて、現在ラパンアジールの求人について色々と修正をしていますが、その中でホームページデザインが目に止まりました。
これは求人について考えていたことの副産物のようなもので、まだまだ改善の余白が広大に残っていました(笑)
具体的にどんな余白かというと、エフィラージュカットについての説明やらサロンのこだわりやらがまったく書かれていないこと。
やばいっすね(^ ^)ワロタ
で、いま新たにデザインを一新しようと夜な夜な作業を進めています。
▼エフィラージュカットって何?
エフィラージュカットは1980年頃、フランスで生まれたとカット技法。
特徴はスキバサミを使用せずハサミ1本でカットすることで、現在のドライカットのルーツとも言われています。
毛先が筆のようになる形でカットすることで、髪のまとまりを作ります。


美容師向けに解説を加えると、毛先にインレイヤーを入れて切っていき毛先が丸まりやすいようにします。
なので、髪が自然にまとまり乾かすだけでスタイリングがキマリます。
スタイリングの完成度をさらに上げるためにアイロンやブローなどは用いますが、基本的には乾かすだけでOKなのがエフィラージュカットの特徴です。
▼なぜ多くの美容室で行われていないのか?
これは様々な要因があるようですが、一つは門外不出の技術として表に出さなかったと聞いています。
ラパンアジールは偶然知ることができたのでディプロマ取得しましたが、現在も技術を教わるのが難しい状況です。
そして、もう一つ大きな問題がマニュアル化されたカット技術の方が教えやすいので、一般的に普及しているカット技術を取り入れている美容室が多いということです。
→僕も30歳まではブラントカット呼ばれている一般的に普及しているカット技術で仕事していました。
そういう背景があるので、なかなか日本では習得している美容師が少ないのが現状です。
▼実際に覚えて感じたこと。
一般的に普及しているブラントカット10年、エフィラージュカット12年やってきている自分が感じることは、どちらのカット技術もヘアデザインを手掛けるプロセスなので理論はしっかりしています。
ただ、硬い髪質にはエフィラージュカットのように毛先を先細にカットできる技法が相性がいいなと感じています。
ブラントカットで切るとどうしても毛先の硬さが消えないので、スキバサミを入れるか?ドライカットで質感を作る工程を踏みますし、少しマニアックな(美容師向け)話をすると、
左手で髪を持った時のハサミを入れられる領域の広さが大きく異なります。


ブラントカットは髪を持った手前の領域、エフィラージュカットは髪を持った奥の領域でカットをするのでコントロール幅が広いです。
#めちゃくちゃマニアックな話しています(笑)
なので、「ベースカット→質感作り」というブラントカットの工程を、エフィラージュカットでは「質感+ベースカット」と一回の工程で終えます。
改めて説明をさせてもらうと、やっぱりカットは奥が深いな。
一般の方にはわからない話が多くなってきちゃいましたが、カット理論が確立している美容師ほど「なるほど、、、」と思ってくれたはず。
ということで、エフィラージュカットの話をホームページにも軽く載せていこうと思います☆